コンフリクト・ダイヤモンド(紛争地ダイヤ)
紛争地ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤモンド)とは? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
・紛争地ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤモンド)とは、戦争で疲弊している地域、とくに中央および西部アフリカでの紛争の資金源とするために違法に取引されているダイヤモンドを言います。 ・国際連合(UN)では、「…正当かつ国際的に認知されている政府に反する勢力・党派が支配する地域を原産地とし、上記の政府に反対する、あるいは安全保障理事会の決定に違反する、軍事行動の資金源として利用されているダイヤモンド」と紛争地ダイヤモンドを定義しています。 ・このようなダイヤモンドは、「ブラッド・ダイヤモンド」と呼ばれることもあります。 |
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背景 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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紛争地ダイヤモンドの根絶 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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キンバリー・プロセス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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システム・オブ・ワランティー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
「このインボイスに記載されるダイヤモンドは、国際連合決議を遵守し紛争への資金提供に関与しない供給先より購入されたものです。ダイヤモンドの販売業者として、当方が承知している限り、且つまた、供給者からの書面による保証により、これらのダイヤモンドが紛争に関係のないことを保証します。」・この宣誓文を記載する企業は、サプライヤーから受領したシステム・オブ・ワランティーの保証されたインボイスも記録することが求められています。 ・保証の受領と発行のこの流れは、サプライヤーからの保証と自社がその保証を発行を毎年企業は自社の監査役が監査、確認しなければなりません。 ・正当に権限を与えられた政府機関に求められたときには、この記録を提示して、サプライヤーがキンバリー・プロセスを遵守していることを証明する必要があります。 ・キンバリー・プロセスの条件では、購入の際のインボイスに保証がないにも関わらず、販売の際のインボイスに保証の宣誓文を記載することは違反とみなされます。 ・この規則に従わなかった場合、速やかに調査が実施され、各種業界組織からの追放につながることもあります。 |
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根絶に向けて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
・キンバリー・プロセスは改善を目指して絶えず見直されています。 ・この見直しは、非政府組織やダイヤモンド業界の専門家、その他の利害関係者から寄せられる情報をもとに、各国の政府によって実施されています。 ・現在60を越える改善案がプロセスに寄せられており、2006年にボツワナのハバローネで開催の総会で合意・採択された提案については、国連総会によって批准されます。 ・キンバリー・プロセスやシステム・オブ・ワランティーに加えて、ダイヤモンド業界は政府や非政府組織と共に、紛争地ダイヤモンドを根絶する追加措置を講じています。 ・反乱勢力に占領されやすい、零細な採掘の安全性や労働条件の改善に取り組んでいる“ダイヤモンド・デベロプメント・イニシアチブ(DDI)”はその一例です。 ・DDIは、ダイヤモンドが地域の政府およびコミュニティーの収益のために採鉱され流通されていることを確保する持続可能な方法を見出すことを目的としています。 |
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・このページの内容は『ワールド・ダイヤモンド・カウンシル(WORLD DIAMOND COUNCIL)』の『DIAMOND FACTS.ORG』から抜粋して掲載しております。 |